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惑星系の形成等の解明のために、宇宙塵、低温度星等の低エネルギー放射過程を長波長電磁波(遠赤外線)によって観測するたとを目的とした衛星であり、M-Vロケットにより、平成14年度に打ち上げることを目標に開発に着手する。
(3)月探査の分野
?開発研究
a.月探査周回衛星の開発研究
月探査周回衛星は、月の起源と進化を探る月の科学の発展を図るとともに、月の利用可能性調査のためのデータを取得すること及び月探査活動を行う上で基盤となる技術を開発することを目的とした衛星であり、H-?Aロケットにより、平成15年度頃に打ち上げることを目標に開発研究に着手する。
(4)通信・放送・測位等の分野
?開発研究
a.超高速衛星通信システムのミッション機器の開発研究
超広帯域中継器、高性能アンテナ等の超高速衛星通信システムのミッション機器は、世界的な情報通信基盤の構築等において重要な役割を担う高速・広帯域な衛星通信ネットワークの中核となるギガビット級通信衛星の実現を目的とするものであり、平成14年度頃に宇宙実証を行うことを目標に開発研究に着手する。
?研究
a.グローバルマルチメディア移動体通信技術衛星の研究
移動端末又は超小型端末による数Mbit/s程度までの画像、データ、音声などのマルチメディア通信サービスをグローバルに提供可能な次世代周回型衛星通信システムを実現するために必要な技術開発及び宇宙実証を目的とするグローバルマルチメディア移動体通信衛星の研究に着手する。
b.人工衛星を用いた測位システムの研究
我が国におけるニーズの高度化・多様化に対応できるよう人工衛星を用いた高精度な測位システムの研究に着手する。
(5)宇宙環境利用の分野
?開発
a.次世代型無人宇宙実験システム(USERS)の構築及び超伝導材料製造技術の開発
次世代型無人宇宙実験システム(USERS)は、宇宙環境の産業利用促進を図ることを目的としたシステムであり、H-?Aロケットにより、平成12年度に打ち上げることを目標に、同システムの構築及び超伝導材料製造実験装置の開発に着手する。
?研究
a.宇宙環境利用に係る公募型地上研究
宇宙環境利用が有効な領域における研究を促進し、宇宙環境利用分野における優れた

 

 

 

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